今週の木曜日、何とか勝利を―と望んだヤクルトは粉砕されてしまった。今年のプロ野球日本一を争う日本シリーズは予想通りソフトバンクが制し第6戦以降の試合がなくなってしまった。
 ヤクルトは3戦目にトリプル3の山田選手がシリーズ史上、あのミスタープロ野球こと長嶋茂雄さんに並ぶ3打席連続ホームランを打ち気を吐いたものの、他の4戦は攻守に勝るソフトバンクに成す術なく敗退してしまった。力の差は如何ともし難かった。
 強いチームの条件の一番目は投手含めた守りであろう。相手が打ったヒット性の当たりを鉄壁の守備でアウトにしてしまう。相手にとって「流れが来たな」と思う一打を難なく捌いてしまい戦意を喪失させてしまう。
 攻撃こそ最大の防御なりというのも一理はあるが正鵠を得たものでなく、攻撃から守りに変わると脆いのは野球だけでなく全ての勝負事に共通する真理でないのか。
 このことを稚内に当てはめると、自然に恵まれ漁業や農業、そして離島もあり観光面でも栄えてきたが、これからはホタテの養殖に代表されるよう将来を計画的に見通す、言ってみれば〝守り〟の姿勢が大事になろう。
 それでは一番の問題である人口減に対し、どう守りをすればよいのか。就労先確保と医療の充実であろう。この2項目とも人口減の要因だからである。
 とりわけ医療充実は直ぐにでも着手しなければならず、「地域医療を考える」などという微温さではなく医療の充実を促し市民に心配させないようすることが先決だ。