万感

 「ああ氷雪の門(慰霊の歌) 」を作詞・作曲した札幌在住の伊丹将人さん(70)と北海高校同期生らが20日、稚内公園にある九人の乙女の碑を訪れ献花し御霊の冥福を祈った。
 伊丹さんは、40年前の昭和50年、旧樺太で旧ソ連の侵攻を前にした戦時中、9人の電話交換士の乙女が自決した話に心を動かされ作曲したもので、昨年あった北海高校の同窓会で、稚内在住の泉武さん(70)と再会した際、戦後70周年の節目に慰霊したいと申し出し献花実現に至った。
 同期生、市職員ら20人ほどが集まった中、伊丹さんは乙女の碑に献花し手を合わせたあと、同期生らも献花していた。
 伊丹さんは「皆さんの協力で慰霊でき嬉しい。9人の乙女には安らかに眠ってほしい」と万感胸に迫る思いで話していた。