スイス

 増田信金理事長肝いりの若手経営者の会「てっぺん塾」による欧州視察報告会が15日午後、ANAクラウンプラザホテル稚内で関係者70人余りが参会し開かれた。
 視察は稚内商工会議所の稚内版地域戦略ビジョンに基づき、宗谷観光など将来の可能性を探るための杉川塾長ら塾生ら14人が今月上旬、観光産業先進国のスイス、イタリア2カ国を訪問した。
 報告会ではリゾート地として世界各国から観光客が集まるスイス南部の町ツェルマットでのトレッキングやスキー場などを活用して山を下るキックバイクなど体験観光が紹介され、これらを宗谷丘陵で行えば立派な体験観光になるとし、稚内ほか登山が出来る利尻など宗谷全体で色々なことを考えることで観光地としての未来が見えてくる―などと話していた。
 またスイスは行く先々で言語表示など多国籍観光に地域全体で取り組んでおり、観光地として非常に参考になったとした。
 自然環境と豊富な体験観光を上手く両立させたツェルマットの年間観光客宿泊数は190万人を数え、リピーター率70%。殆どが1週間程度滞在しており、杉川塾長は「観光は外貨を稼ぐ産業のひとつ。ツェルマットを訪問し利尻や礼文、稚内と重なった部分が多く、質が高い観光サービスを充実させていく必要がある」とも述べていた。
 ほかの訪問先ではイタリアのミラノについて「古い物を大切にする街づくり」、港町のヴェネチアについては「海から街を眺めるクルーズが参考になった」と話した。