場所予測

 近年の異常気象による突発的な災害に備え防災への課題を考える防災・減災リレーシンポジウムが15日午後、文化センターで関係者60人余りが参会し開かれた。
 このシンポジウムは昨年から北大主催により開催しているもので、今年は旭川、稚内、釧路、札幌の4カ所で開き、旭川(9月8日)に次いで開かれた稚内会場では、土砂災害や冬場の暴風雪災害をテーマに、北大大学院の教授らが講演した。
 工藤市長の「皆さんの防災への取り組みへの参考にしてほしい」などとの挨拶あと、丸谷知己農学研究院特任教授が「人の生活を脅かす水と土砂の災害」と題し講演した。この中で土砂災害について雨や地震などで動き出す水と土砂によって被害が出る―とし、災害に備え大雨などの予測ではなく、どこで発生するか、場所の予測が重要で、今後、優先すべき災害対策は農業や林業、住宅など適切な土地利用、地すべりや土石流などの危険地など、場所の予測こそがこれからの災害軽減のカギであることを強調していた。