2日の爆弾低気圧により、酪農家では暴風で牛舎やD型ハウスの倒壊、損傷が相次いだが、超大型の台風23号の接近で被害拡大が心配されている。
 稚内農協(営農振興課)によると、75戸の搾乳農家がある中、2日の暴風で牛舎やD型ハウスの破損、倒壊などは50棟近くに上る。鉄筋造り牛舎などは共済(保険)支払いの対象になるものの、昔ながらのD型ハウスは殆ど共済の対象外で現在、被害額は調査中だが、恐らく数千万円になり、8日の台風で更に被害が増えるかもしれない―と頭を痛めている。
 例年、D型ハウスなどの倒壊、破損などは雪融けの2月後半から春先にかけてあるが、この時期に被害があったのは珍しいことで「ここ何十年はないのでは」と寺本組合長は話していた。