洋上会談

 日本とロシアの漁業秩序構築向け意見交換する宗谷海峡での日ロ洋上会談が5日、道漁業取締船「海王丸」で行われた。
 昨年7月から1年3カ月ぶりとなった洋上会談には、道(漁業管理課)から中島国際漁業担当課長、桜庭宗谷総合振興局水産課長ら8人、ロシア側からサハリン州国境警備局の6人が出席し意見交換した。
 この中で道から外国漁船によるオホーツク海でのカニ篭漁について、今年は漁具被害がなく、新たな不法漁具の設置もなかったことなど説明。昨年12月発効のカニ密漁密輸防止協定による効果と認識し今後も密漁の根絶に向けた取締りの強化を求めた。
 これに対しロシア側は取締りを強化しており今後も継続する。今年に入ってからカンボジア籍などの第3国による違法漁船8隻を検挙したとの情報提供もあった。
 また、根室海峡海域において、ロシアトロール船の操業によるホッケなどの刺し網が壊される事案が今年14件あり、被害総額は約900万円に上ることから刺し網漁の操業範囲を周知させることを求めた。
 これに対しロシア側から、漁業の許可権限を持つ漁業庁を通じ国境警備局から漁業者に周知するとした。