27日が千秋楽だった大相撲秋場所は力士というより人間の人生の縮図をみるようで大いに楽しませてもらい「結局はこういうことか」との変な達観もあったと書けば嘘がないのか。
 初日から白鵬が連敗し横綱になり初の休場に追い込まれるというかつてない展開となり、大関2場所目の照ノ富士が盤石の強さで11連勝し、彼に敵う相手はいないと思っていたところ、関脇栃煌山に不覚を取り翌日も万年横綱候補の稀勢の里に連敗し右ひざを痛め、豪栄道にも負け3連敗してしまった。
 俄然、優位に立った稀勢関だが、横綱鶴竜に敗れ優勝戦線から離脱し、稀勢戦でやり直しを含め2度も立合変わった鶴竜は千秋楽で負傷している照関に負け相星の優勝決定戦は「照ノ富士」コールが起こる中、前褌を取った鶴竜関が勝利し横綱になり初の賜杯を手にした。
 優勝35回の大横綱白鵬が休場すると、こうも荒れるものなのか。照関が白鵬の代わりを務めるはずだったが、どっこい勝負の世界はそんなに甘いものでなく立合の変化で批判されていた鶴関が勝ってしまうという現実。
 二転三転し面白かったが人生の縮図を見るようで更に面白さが増したものだった。
 白鵬はこの数場所バタバタする場面が多くなり天性の素質でカバーしてきたが、今後は絶対的な存在でなくなり誰が優勝するか分からない戦国時代を迎えるのでは。と言いたいところだがケガが治れば照関一強時代が来るような気がしないでもない。
 妄想交え予想し見る相撲は圧巻である。