日が暮れるのが早くなった。仕事終え帰宅し大相撲中継を見てから散歩に出掛けるのだが、外は夜の帳に包まれ足元が危ないので懐中電灯で前を照らしては歩を進めている。
 慎重になったものである。数年前までは危険など顧みず猪突する向きがあったが、この数年は以前より数段増しで健康にも仕事にも余暇にも気を付けるようになった。
 これを年の所為とするのは一般的な考え方であるが、人間、棺桶に入る日が近付くにつれ「まだ健康に生きたい」などと願うところがあり、例えば出先官公庁のトップへのインタビューでも趣味としてウォーキングと答える人の多いこと。
 健康流りである。
 BS放送を見るとサプリメントなど健康食品のコマーシャルであふれており、いかに健康のためとはいえ頭から足の爪先まで効くものを飲んだり食べたりしていたら、そのうち逆に健康を害するのではと懸念している。
 いくら健康に留意しても体調が悪くなることもあるだろう。側聞だが人の脳というのは25歳まではいわゆる脳味噌も増えるが、それ以降は減る一方だそうだ。他の機能や臓器なども似たようなもので幾ら努めても年と共に体は衰えていく。
 生身の体である以上病など支障を来たすのは仕様がなく、己が運命を受け入れると言っても生身が故の欲求も生まれて来よう。
 昨日書いたよう八方塞りの稚内ではあるが次代を担う人たちにバトンタッチしていかねばならず、トップにある人たちは我欲を捨て狭い料簡でなく稚内全体の幸福を享受すべく処するのが肝要かな。