水産業関連会社の業績低迷が続く中、昭和30年創業の高橋水産(利尻富士町鴛泊雄忠志内)が15日までに破産申請の準備に入った。負債総額は約2億円。
 東京商工リサーチ旭川支店によると、同社は昭和52年に法人化しホッケやタコ、コンブ、ウニ、ナマコなどの加工販売と珍味製造販売を手掛け、ピーク時には10億円台の売上高を計上するなど業績は堅調で稚内市内にも工場や販売所があった。しかし不漁による原魚不足、魚離れもあり減収を余儀なくされ赤字決算に陥るなどし、中国向けナマコの需要急増によって回復するも、平成23年10月期以降はナマコ不足と競争激化も相俟って再び業績が悪化していた。
 創業者である高橋満会長が今年2月、社長に復帰するも8月亡くなり事業継続のめどが立たなくなった。
 佐賀孝郎商店、大浦漁業に続く利尻の雄・高橋水産の倒産は管内の水産関連業の苦境を物語るものといえ、今後への影響も懸念されている。