稚内北星大学の新しい学長に斉藤吉広氏(54)が決まった。短大時代から数え木村謙二、丸山不二夫両氏、そして現在の佐々木政憲学長に次いで4代目となる。任期の4年間は大学にとって茨の道になるだろうが粉骨して戴きたいものだ。
 旭川出身。一橋大学の同窓には高橋はるみ知事や都知事を務めた石原慎太郎氏もおり、昔は商業系の大学だったと記憶しているが、東大や京大、私立の早稲田、慶応に比べ目立たないものの、横浜国大などと共に歴史に名を残している大学であり、斉藤新学長も寡黙で大人しい方だが、内に秘めたる気概は激しいものがあると目力の強さからは感じる。
 独力での大学運営に行き詰まってしまい市から1億円もの借り入れをし、市OBも経営の一角に参画するという道を選んだ佐々木学長は学生確保で自らの非を認めていたものの、短大から4大への改組転換時から丸山氏や佐々木氏の運営の仕方を黙して語らずとばかりに見てきた斉藤新学長は、8日の会見で、地域に役立つ大学を目指していきたいなどとのことを話したようだが象牙の塔にある学者さん方が地域、市民に融け込んで事を成すといっても容易なことではない。
 焦らずに市OBの金森常務理事や佐藤事務局長らと肝胆相照らし大学を導いていってほしいものだ。
 更には学長職は今、理事長も兼務。言わば社長になる訳であるから経営を優先し刻苦して戴きたい。
 少子化もあって入学生確保は大変だろう。であれば、これまでにない大学像を模索するのも手であろう。