過日の小欄で予告した通り24日午後、読者コーナー(8月18日掲載)の「今の議長は市道を自分の車で占拠し私物化しているけど問題にならないのですか」との投稿に対し、市議会の工藤事務局長と山川庶務課長が本社を訪れ、読者の指摘に誤りがあることを述べていた。
 読者の投稿は市道なのに私物化しているとのことだが、昭和51年、以前の所有者と売買契約を済ませた建物(現宿泊施設)の土地は完全なる私有地であったものの、どういう経緯があったものなのか、昭和58年に市は玄関前の通りを市道と認定したことから誤解が生じ、その後、平成24年に市が市道と認定した間違いを認め中井淳之助市議(現議長)に謝罪しているとのことであった。
 市の「市道認定」が一人歩きし住民に要らぬ憶測を生み今回の投書となり、本紙も軽率に掲載してしまったことには謝罪の言葉も見付からぬ失態であり、中井議長はじめ関係者にはただ頭を下げるばかりである。
 人の噂というのは俗に尾ひれが付く。人から人に伝わる度に脚色され事実無根如き伝播されてしまう。
 人の口に戸は立てられないにしても余りにいい加減な噂なり悪言は慎まなければならないだろう。
 このように人の世というのは何が正しいのか、間違っているのか真贋を見極めるのは難しいところがある。出る杭が打たれ、のんべんだらりと生きると間抜けな奴と言われるなど窮屈なものである。
 その言葉より強いのがペンである。今さらだが肝に銘じ、正しい報道を心掛けたい。