「ユニクロ」を展開するアパレル(衣服・服装)企業が週休3日制にするという報道に接し、勤勉は美徳であるという日本人的思考は旧弊に属するのかという感慨を持った。1週間の7日間のうち半分の4日しか働かなくていいなんて想像も及ばないことであり、IT(情報技術)の進歩などあるにしても正直筆者などは付いていけない時代になったものである。
 このアパレル会社では週40時間の勤務時間は維持するとしているので単純計算すると一日10時間働くことになる。一日の勤務時間としては相当酷なものがある―とは思うのだが、休みのことを考慮すれば働く側も受認できるのだろう。
 正直、週休2日制どころか、土曜の半どん勤務を主張する筆者にとって週休3日制はあり得ないことであり、戦後の復興は日本人の骨身を惜しまなく働く勤勉がもたらしたものと、これまで思っており、数年前までの日本経済の落ち込みには何かと原因はあろうが、やれ旅行だ、バカンスだ―などとキリギリス的な意識が根本にあると信じてきた。
 その週休2日制を率先垂範するとして公務員や学校が実践するに至ったことは今だに疑問を持っている中での「3日制」にはカルチャーショックを覚えると共に、自分の持つ考え方が現代には通用しないのでは―との気持ちも湧いている。
 しかし現実にはとりわけ稚内など地方都市では完全週休2日制の所は少なく、休みなく働いても利益さえ出ない会社も少なからずあるのが実状である。
 勤勉は美徳。地方こそ実践している。