夏のナマコ漁が終わり、7月8日に解禁されたコンブ漁の旗なしの自由採取後はほどほどに獲っているよう。今月24日には1回目の入札が行われるが、どのような価格になることやら。
 一昨年は出汁コンブが不足している上、その年の数量も少なかったことから1等検1駄(15㌔)で前年を23%の1万4700円上回る7万8450円という空前の値を付け、昨年1回目の入札も全く同額の値段となったが今年は下がるのは必至の状況であり1駄当たり6万円台にまで落ちるやも知れない。仮に6万円台となれば3年ぶりのことになる。
 コンブが組合員の生活を支えるというのは昔の話であり、コンブ漁に比べ手間暇がかからないナマコ漁は桁で海底を引き市場に上げるだけでカネになる。
 海での一獲千金はかつてのニシン漁、沖合底曳き網漁が物語るところであり、ここで変な茶々を入れる訳ではないが、このナマコバブルは何時しか正に泡となって弾けるくらいに考え、将来に対する備えが大切になるであろう。
 組合員ばかりでなく稚内漁協もしっかりとした経営指導をするべきだし、悪くない今だからこそ手を打っていかなければならないのでないか。
 これは沿岸漁業ばかりでなく他の様々な業種にも言えることで、ちょっとばかり業績が良いからといって浮かれてはならない。10年20年先を見据えやって行かないと澱みが生まれ二進も三進も行かなくなる未来を予想するのはそう難しくない。
 良い時に対策すると後顧の憂えなくなるものでないのかな。