動物は愛らしいものだが、人の生産活動に被害を与えるようだと退治しなければならない。宗谷総合振興局が東浦漁港沖合に箱わなを設置しアザラシを駆除することになった。
 抜海漁港でのアザラシは観光客用の観察所が出来るほど有名だが、実は夏場にも居座るアザラシは宗谷岬よりオホーツク海に集まっており、宗谷管内の漁業被害は平成25年度、2億4000万円にも上っており、北海道全体の5割を占めている。
 夏漁が終わる宗谷管内では8月末からの日本海を皮切りにサケ定置網漁が始まるが、このまま何もせず放って置くと網を引きちぎられサケを食べられる被害は目に見えており、振興局としても手を拱いていられなかったのであろう。
 行政として当然の措置である。
 冬場になるとサハリン方面から南下して来るアザラシは更に増え彼方此方で被害が拡大するのは間違いない。
 抜海漁港では今冬の冬から銃による駆除にも乗り出したが、銃の音が響く遣り方は一斉に人海戦術で行わなければ逃げてしまうだろうし実際あまり成果はなかった。
 箱わなでの捕獲が成功するようだと抜海など他でも実施するべきだし、ここまで被害が拡大すると観光資源なんてことを言っている場合でなく、しっかりとした駆除策を実行するべきであろう。
 アザラシだけでなくトドの漁業被害も少なくない。道(振興局)稚内など市町村は基幹産業を守るため躊躇なく対策を講じるべきで2億円以上もの被害は尋常でなく、仮に箱わなが駄目だったら次の対策を実行すべきだ。