稚内信金は主たる営業エリアである稚内など宗谷管内と天塩、遠別、雄武の13市町村の中小企業の景気動向をまとめた。調査143社全社から回答があった。
 それによると、4~6月の全業種の実績はDI値で売上額マイナス34・9(昨年同期対比25・9㌽悪化)、収益マイナス30・7(同13・3㌽悪化)。昨年12月のオホーツク海沿岸での大シケによるホタテの減少、原材料・商品の高騰、公共工事の減少などを要因としている。
 業種別では▽製造業売上・収益ともマイナス19・0▽卸売業 売上額マイナス62・5、収益マイナス62・4▽小売業 売上額マイナス22・2、収益マイナス16・6▽サービス業 売上額マイナス46・7、収益マイナス46・8▽建設業 売上額マイナス45・8、収益マイナス29・1。
 稚内は売上額マイナス32・0、収益マイナス26・2と、他の町村に比べると落ち込みは小幅だった。
 7~9月期の見通しは全業種で売上額40・3、受注額29・1、収益2・9と、いずれもプラスの増加予想となっている。漁獲高、夏季の東京直行便機材大型化と一日2便運航、FDAチャーター便での観光への期待感から卸売業、小売業、サービス業で改善の兆候が見られるとしている。
 業種ごとの見通しDIは▽製造業 受注16・1、収益マイナス5・5▽卸売業 売上額68・9、収益31・4▽小売業 売上額36・2、収益5・7▽サービス業 売上額29・9、収益16・7▽建設業 受注額33・4、収益マイナス25・1。
 4~6月期での設備投資は24社を数え、昨年からは9社増加。7~9月での設備計画は14社。
 4~6月の経営上の問題点は①売上(受注)の減少②競争激化③人手不足④仕入商品・原材料値上り⑤人件費以外の経費増大―と今年1~3月期から変わらなかった。