100年目という節目を迎えた夏の甲子園大会が始まった。開幕第1試合目に出場した北海高校が勝利したか否かは、この原稿を昨6日午前中に執筆している筆者は知らねど、高校野球は地元贔屓も否定しないが、球児たちの直向きなプレイが感動を呼ぶものであり勝利という観念を超えた、ある意味崇高ともいえる若者らしい姿が素晴らしく、個人的にも楽しみにしている。
 今年の地方大会からの出場校3906校を代表する49校の選手たちは鳥羽高(京都)の梅谷主将の宣誓にあったよう「聖地で野球できることを誇りに思う」との思いで臨んでいることでしょう。
 太平洋戦争によって昭和18~20年まで中断されているので回数としては第97回なのだがその高校野球の歴史はしっかりと現在にも引き継がれており、「ファイト・フェアプレー・フレンドシップ」の3Fを胸に感動を与える試合を行ってほしいものである。
 かつて早稲田実業でエースとして活躍した王貞治さんの始球式も100年という歴史に相応しいものだった。
 梅谷主将の宣誓の通り8月6日は人類史上最初の広島への原爆投下の日であり、9日の長崎への投下、15日の終戦。あの溌剌とした若者のプレイに接し、今の自分と先祖が生きてきた時代をオーバーラップさせながらお盆を過ごす。原爆の犠牲者への鎮魂も重なり、お盆の日々は日本人として生き方を熟慮する機会といえるのでないのか。
 球児たちよ、地方大会で敗退した学校の分含め思いっきりプレイし青春を爆発して下さい。期待しています。