きのうの朝、出社すると編集室に蝶が1羽いた。前日の日中、窓を開け放しにしていたので迷い込んで来たのだろう。追い払おうとしても危険を感じるのか別の場所に移動してしまう。結局、大開きした窓から外に飛んでいったのだが、その外に出て行った際の様子といったら結構高くまで舞い上がっていた。
 それにしても室内でよく生き長らえていたものだ。蝶によっては息絶えていたものもあろうから仲々の生命力である。
 生命力といえば人間も健康な人・病気がちの人、お金に恵まれる人・恵まれない人、異性に持てる・持てない人など様々いるが、仮に生命力を寿命に置き換えた場合、志半ばにして生命力なく亡くなる方々がいる。
 4日朝のNHKを見ていると、夏の甲子園大会に出場する花巻東高校の千田京平選手は東日本大震災でお母さんを亡くしている。父親は千田選手が生まれて間もなく亡くなっているようなので、兄弟がいるかいないかはTVで紹介していなかったが13歳か14歳で両親と死に別れてしまうという苛酷な人生を背負ってしまった。
 甲子園出場を賭けた岩手県大会決勝戦ではそこまで負けていたがチャンスが巡って来「お母さん打たして下さい」と、野球が大好きだった天上の母親に願いバッターボックスに立ち見事反撃の口火となったタイムリーを放ったという。
 生きる力を生命力というのだろうが、亡くなっても生きている人に生命力を与えることは出来る。
 家族の歴史を紡いで千田選手には甲子園で大活躍してほしい。