捕獲の箱罠

 夏場にも居座るゴマフアザラシによるタコやサケなど食い荒す漁業被害に対し、宗谷総合振興局は3日、東浦漁港の沖合いにアザラシ捕獲用の箱わなを設置した。
 近年、夏場に北上し本道には居なくなるはずのゴマフアザラシが居座っていることで漁業被害は深刻化しており平成25年で4億900万円。そのうち宗谷管内は2億4000万円と全体の5割を占めていることから振興局では、有効な捕獲方法の実証実験として本年度から3年計画で独自事業として実施することにした。
 箱わなは、縦1㍍横1・5㍍高さ90㌢。アザラシが乗ると箱の蓋が開き下方へ落下する仕組みになっており、わなは同漁港から約300㍍離れたテトラポット近くに設置した。8月末までに宗谷漁協管内の海域にもう1基設置される。
 10月末までのわな設置期間中は、協力する漁師が定期的に捕獲状況を確認する。
 同振興局(環境生活課)では「検証を重ね効率的な捕獲方法を作り、全道の対策のモデルになれば」と話していた。