訴訟も

 市(水道部)は27日午後、開いた会見で昨年11月にミルクロード沿いの風車の羽根が落下した事故についてハブ(中心部)と羽根を繋ぐ金属部分の設計上の問題が直接的な原因とし、市と風車製造メーカーの連携不足にも要因があるとした。
 水道部が所有する声問の風車3基はデンマークのヴェスタス社製。平成13年に稼働し萩ケ丘浄水場の電力に使われ、余剰分は北電に売電していたが、昨年11月、1号機の羽根が市道を越えて55㍍先に落下した。
 羽根と金属部分を繋ぐボルト穴の不具合で金属の亀裂が広がり落下したもので、海外でも同機種の落下事故が5件発生している。
 不具合はメーカー側も認めており、平成22年に使用者に対し注意するよう通知。翌23年には2、3号機の点検を行い、24年に各風車を再点検するよう市に通知した。
 古川水道部長は「平成22年の通知は届いていない。整備もこちらが知らぬ間に行われていた」と説明し、整備の必要がある風車を放置していたことについては「メーカー側に連絡したが返答はなかった。連携不足であることの責任については認めざるをえない」と話していた。
 1号機の復旧は交換ブレードを調達でき次第、2、3号機は不具合部分を補修し今年中に再稼働したい―としている。この事故による損害はブレード交換安全対策費用など合わせて1億7200万円に上り、市はメーカーへの訴訟も検討していることを明かにした。