東京集中

 安倍政権の重大施策のひとつである地方創生を担当する石破大臣を招いた地方創生を語る会が11日午後、サンホテルで350人余り参会し開かれ、石破大臣は「この取り組みに失敗すると日本は滅びる」などと日本創生に賭ける思いの丈を披瀝した。
 この会を主催した宗谷の地方創生を考える会の久手剛会長の開会挨拶のあと「地方から創生する我が国の未来」として講演した石破大臣は開口一番「今、静かな有事が進んでいるのでないか」と問題提起し、日本にとって初めと言ってもいい人口減少に対し対策を講じなければならない。それが地方創生であるとした。
 これまで公共事業に頼るあまり、農林水産業を疎かにした代償は大きく、更には余りの東京一極集中によって地方の疲弊は著しく、将来、世界に類ない東京の高齢化が進むなどと危機感を露にした。
 東京など大都市から故郷に戻りたいと思っている人は多く、それらの地方に対し国として人材を派遣した活性化も大事だが、例えば「稚内のことは稚内でやる」という自信と誇りがあると人は集まる(過疎化しない)とも述べ、「地方創生の取組みは世界に示す日本の責任であり取組みに失敗すると日本は滅びる」とまで言い切った。
 最後に日本を変えるのはいつの時代でも地方の知恵と力によると話した。
 続いて開かれたパネルディスカッションでは稚内で活躍する各界代表者の「土地安く光ファイバーもあるので是非農村移住への力添えを」(金村広史さん)「原魚不足だが魚介豊富なサハリンとの貿易拡大」(谷原一郎さん)「北極海航路の寄港地としての稚内港」(富田伸司さん)「北緯45度以北というのは貴重な観光資源」(杉川毅さん)「未利用電気の水素としての備蓄化」(石塚英資さん)「市民全員を巻き込んだ稚内活性化を」(久手剛さん)などとの意見・要望に応える格好で石破大臣は「国境のマチとして沖縄と共に日本を引っ張る地域になるでしょう」と稚内のポテンシャル(可能性)の高さについて言及していた。