「日がたつのが速くて」。年を取ってくると、この言葉しか知らないのか―と自ら卑下したくなるほど言葉のワンイシュー化が進んでいる。
 昨7日のゾロ目日は暑さが本格的になり出す「小暑」、今月23日には「大暑」を迎える。
半年前の1月、「小寒」と「大寒」を経験したばかりだというのに実感乏しきも「暑」が跋扈する季節になってしまった。
 女子サッカーW杯の日本代表「なでしこジャパン」は残念ながら準優勝に終わった。2~5という点差が物語るようアメリカとの力の差は如何ともしがたいものがあったが、よくぞ決勝戦まで勝ち進んだものである。
 4年前のW杯で優勝したにも拘らずサッカーの収入だけで生活することが出来ず、アルバイトしながら生計を立てている代表選手がいるというのだから、我々国民も彼女たちを支援するため会場に足を運ばなければならない。
 代表選手たちの直向きさは胸打つものがあり、個人的に「どんころ」と言っては愛しむ主将の宮間選手の「ブームで終わらせず文化まで」という言葉には彼女の、女子サッカーが置かれている現状もしっかり捉え未来へ翔く、いやゴールにボールをねじ込むという心持を強く感じ「どんころ頑張れ」と今以上に応援したくなる。
 男子サッカーのJリーグに感じない心持になるのはW杯決勝という高みの大舞台に「なでしこ」が立っていることもあるのだろう。
 スポーツにはドラマがあると言われるが、なでしこを見ているとその通りである。この先も国民に夢を与えるべく頑張ってほしい。