稚内機船漁協所属の沖底漁船によるオオナゴ漁は今年良く、オッター型1隻だけ操業する6月1カ月間だけでも1000㌧を超えた。大不漁だった昨年を4倍近くも上回りかけ廻し型も加わった7月1日も232㌧と途切れる漁模様でなく関係者の表情も明るい。
 コンスタントに一日50~60㌧の水揚げがあった今年のように昨年も6月は悪くはなかった。しかし7月以降のかけ廻し型の操業が始まった途端、忽然と消えたよう水揚げがなくなり最終的に416㌧と、ピークの20年前の1%まで落ち込んでしまった。
 猿払沖のオホーツク海二丈岩海域を漁場とするが、オッターは沖合いで、かけ廻しは沿岸寄りを漁場とすることから最初のオッターが好漁だからといって沿岸側の漁は保証されない。その懸念が的中したのが昨年のオオナゴ漁だった。
 しかし今年はどうも違うようで沿岸寄りでも好漁が続き、かけ廻し型の着業も3隻から4隻に増えオッター型含め5隻で操業することになるようだ。
 日本海が禁漁になる夏場は稚内沖もオホーツク海も漁が薄くなるだけに海水温が高いほど回遊するオオナゴ漁への期待は大きく、9月末の漁期まで水揚げがどこまで伸びるのか関係者の期待は高まるばかりだ。
 沿岸のナマコ、そして豊漁間違いなしのコンブ、沖合のオオナゴと春の漁に続き夏の漁も相当良さそうだ。
 稚内の基幹産業である水産業が良いと何かしらマチ全体に活気が出てくるような気がする。漁業は獲れてなんぼの世界で、そこに屁理屈など要らない。