市議会の運営について読者から投書があったので紹介したい。投書には市政功労者に決まった故人を表彰するため、市長が告別式に参列し遺族に伝達したことで「前々から決まっていた議会開会時間を午前10時から午後1時に変更したのはおかしいのでないか。亡くなった方には悪いが、議会は市民のための議会であり市長、議会とも軽率だ」。
 この方の言うのはもっともなことであり、議会の時間を変更してまでやるものでない―というのも筋がある。
 市長や議員にしてみれば今までの稚内に対する故人の貢献に対し最大限のお礼という気持ちだったのだろう。その考えや行いを否定するものではないが、厳粛に決めたものを一個人のために先送りするのはいかがか―と問うているのだ。
 しかし議会は3時間遅れとはいえ開かれたわけであり、貴方が言うほどめくじら立てることではないとは思うも、議会自らがその存在を軽くしてしまったという謗りは免れないであろう。
 死んだ人間に対する尊崇の念もあり、この種のことに対する批判は余り表立って出るものでなく、そういうことからすると一石を投じたものであり、市長ら理事者は慎重かつ適格に判断し最善策を行使しなければならないだろう。
 どのような理由があれ、1度決めたものを変更するというのは議会を否定するものであり、その辺りは様々なしがらみもあろうが順守するのが宜しかろう。
 今回の件は改めて人には多種多様な考え方があるのを気付かされ当方も有意であった。