市に供託金

 前市議の稲垣昭則氏(64)は12日午後、工藤市長の許を訪れ、議員2期8年の任期中、受け取りを拒否し旭川地方法務局稚内支局に供託されていた夏と冬の期末手当を市に寄付した。
 議員任期中に支給された期末手当に所得税など差し引いた供託金は829万5773円。これに市、道民税など差し引いた719万7313円を寄付した。
 これまで稲垣氏は常勤特別職の市長らの給与として期末手当の特別加算は理解できるとしたが、非常勤特別職の議員は、給与ではなく報酬となり、それに対する加算理由を市民に説明できないとし任期中の期末手当を受け取らなかったことから市は法務局へ供託していた。この供託金は10年を過ぎると国庫に還付されることから今回支援者と相談した結果、寄付という形で市民に返すことにした。
 寄付金の使い道について稲垣氏は「市内68の町内会活動に充てて頂き、市長が進めているLED化(街路灯)にも」と求めたのに対し、工藤市長は「町内会の負担を和らげるため環境対策での新しい制度を作りました。稲垣さんに具体的な考えがあるのであれば町内会にお諮りした方がいいと思いますが、広い意味で環境対策でと言う稲垣さんの趣旨を重んじその財源に向けていきたい」と述べていた。