航路の行方

 稚内日ロ経済交流協会は11日午後、海員会館で第23回定期総会を開き、今年度の事業計画を決めた。
 挨拶した藤田会長は日ロ定期フェリーの存続問題について触れ「新たな枠組みでの航路継続がなりつつありますがまだまだ安心はできない。経済交流で航路は重要」などと述べた。
 続き来賓挨拶で今年のサハリン航路初便に乗船し11日午後に稚内に戻った市の日向寺日ロ定期航路対策部長はサハリンで州政府など関係者らと懇談したことについて「サハリンでは道路、水道、農業などの整備が求められており、稚内の技術を取り入れたいという意向に対し協力したいと伝えたところ、資材の搬入などもあり航路の行方を心配していると州政府から話があった」と話した。
 更にサハリンの住民と対話する中、街路樹の整備を計画しサクラナナカマドなど今年中に3000本余りを輸入したいと言われ、稚内の協力をお願いしたいとの要請があったことも報告した。
 新会社での航路運航で経営を安定させるためにも貨物の確保が重要とした日向寺部長は総会に集まった漁業、水産、建設など関係者30人余りに「皆さんの力添えなしで来年の方向性は有り得ません」と協力を求めた。
 総会ではサハリンビジネスセミナー開催など国際交流事業、会員に対するロシア国内政治経済情報の提供など、情報・宣伝事業を主体にした今年度事業計画を決めた。