先週5日からFDA(フジドリームエアラインズ)の運航が始まった。今年で就航3年目のFDAチャーター機は昨年までの名古屋(小牧)などに加え、松本や福岡など22空港から117本も運航され、9000人近い観光客がやって来る。利礼両島はじめサハリンまで足を伸ばそうという人もいるようで稚内など北宗谷の観光への恩恵は如何ばかりになるか。まさにFDAさまさまである。
 FDAとて北の果ては宝の山であり、あと300日ほどで新幹線が走行する函館、世界遺産に数年前登録された知床がある道東に伍するものであり、なかでも利礼観光は魅力であろう。
 営業上メリットがあっての稚内増便であるのだが関西便、中部便の運航休止という機に乗じたFDA参入は救世主たるものがある。
 魅力がない所では捨てる神あっても拾う神は出てこないが、最果ての稚内と離島、そしてサハリンは矢張り観光資源としては一級品であることを証明されたといえよう。
 稚内の経済は長く沖合底曳き網漁業が引っ張り、その後、建設業と観光業がしっかり引き継ぎ現在まで続いているが、建設、観光とも以前の勢いに影が差す中、何か次の一手をと思案投首の状況にある。
 観光産業の裾野は広く、やって来る観光客が落とす金たるや入込みに比例し大きなものがある。市長や観光協会長らが台湾まで行って宣伝してくるのはそれだけ稚内にとって重要だからである。
 FDAの今年の送客が成功し来年以降も継続し稚内乗り入れすること願っている。