工藤市長は8日、記者会見し、6月補正予算案の概要を発表。「2期目のテーマの安心と新たな可能性のマチ作りに向け、出来るものから必要な予算を計上しました」と述べた。
 統一地方選挙の関係で今年度当初予算は骨格予算となったため、6月補正は2期目の政策的予算が盛り込まれ一般会計16億1710万円、特別会計1927万5000円の総額16億3637万5000円。財源確保に当たっては基金約5億円を取り崩した。これにより基金残高は28億6818万円となった。
 新規事業で稚内・コルサコフ定期航路の運航継続に向けた準備経費1336万9000円を計上。この予算について日向寺日ロ定期航路対策部長は新会社の設立や船の取得に向けた経費、サハリンからの水産物など物流実験を試みるための予算を盛り込んでいるとした。
 この予算に関し準備的な経費とした工藤市長は、新会社について16日から始まる6月議会の中で説明する場を設ける―と述べた。
 学校の耐震補強事業を今後3年計画で実施する。今年度は声問、港、天北小の実施設計、来年度に耐震化工事を進める。来年度は富磯、潮見が丘小、南中の実施設計、再来年度にこの3校の耐震化工事に着手する。
 稚内北星大学の学生募集の強化と経営支援を行う事業費1億800万円、稚内港東防波堤付近の洋上風力導入に向けた検討協議会設置費468万9000円、地方卸売市場の衛生管理の向上や水産物の鮮度維持に有効な海水滅菌装置導入費735万8000円の予算など計上した。
 拡充事業としては、一定の所得制限を設け小中学生対象に実施の給食費半減は支援基準を見直すと共に幼児まで拡大し適用する。再生可能エネルギーの売電収入を活用して従来の町内会交付金を拡充し新たな環境保全活動費として上乗せし交付する。