今月6、7日と創立60周年を迎えた稚内青年会議所の関連行事があり、忙しい公務の合間を縫って武部新衆議も記念式に出席し挨拶をし、その後、本社に寄り歓談したが、自身の選挙区のこととはいえオホーツク海のホタテ貝が高波被害を受けたこと、そして何よりも稚内の浮沈にも係わる日ロ定期航路について言及し、今後、稚内市が中心となり立ち上げる運航会社への国の助成に努めていくことを強調していたのは力強い限りであった。
 武部氏曰く「日ロ航路は北方領土問題を抱える日本とロシアとの関係においても極めて重要」とし「何故ならば北方領土を所管しているのがサハリン州であるから」という論理は明快だった。
 国際政治というのは2国間、多国間で成り立つものであり自国の利益だけを通そうとすると相手が反発する。そのため互いが損しないよう(利益があればもっと良い)交渉して行くもので、今、日本と米国とで詰めの交渉をしているTPP(環太平洋経済連携協定)は最たるものだ。
 北方領土問題も虚々実々の駆け引きはあるが大事なのは普段からの関わりであり、政治家として修羅場を踏んできている武部氏の感性による発言は国が実際に新会社のランニングコストを助成できるかは分からぬも、このような触覚を持った政治家が12区にいることは先々も心強いものと改めて思った。
 父君勤氏同様、離島への拘りも強いものがあり、ロシアを監視する上でも離島住民の存在は不可欠であり、その振興に努めることは取りも直さず日本を守るということである。