白魔(ブリザード)から守るため施工したのだが、国道40号の稚内郊外~シェルターまで18・7㌔区間「更喜苫内防雪工事」は殊の外、今冬、効力を発揮したようだ。
 稚内開建によると、この冬、1件も人身事故はなく、吹雪での視界不良が以前の9割改善したというのだから驚きである。〝9割〟という数字には疑念抱くも視程障害解消に相当寄与したことは間違いない事実だったのだろう。
 この区間の特長は普通国道に拘らず自動車専用道路並みに整備したことであり、片側1車線なのだが、譲り車線という追い越し車線をふんだんに設け、車両同士の正面衝突事故をなくしたことでありその結果が人身事故ゼロということになったのであろう。
 稚内から40号を南下すると更喜苫内防雪道に続きシェルター(開源)があり、豊富バイパス(延長16㌔)、幌富バイパス(延長10・9㌔)に続き1時間かからず幌延に着き天塩大橋を経由し右折すれば天塩バイパス、直進すると雄信内トンネル、そして天塩川沿いを走り音威子府に。音威子府手前のバイパス工事も順調に進捗しているようで名寄など道北一帯の交通アクセスは飛躍的に向上している。正に車の時代である。
 ただし稚内近郊の道路整備には2つのバイパス含め800億円ほどの事業費が投じられており、費用対効果を論ずる時、是とするのか非とするのか。それぞれ考えるところがあろう。
 しかし、救急など医療面の恩恵は大きく、社会資本が人間のためにあるとするなら是ということになるのか。