佐賀商店

 東京商工リサーチ旭川支店によると、中央4、佐賀孝郎商店(佐賀雄策社長)が5月8日付けで事業停止し破産申請することになった。負債総額は平成25年12月期時点で約4億3500万円。
 昭和29年創業し、ウニやナマコを主体に大手デパートに卸すなどして平成20年(12月期)には5億2900万円の売上まで伸ばし「一夜漬け純粒うに」は稚内の名産品として知られている。
 ところがこの3、4年は中国や台湾からのナマコの引き合いが増加したことで新規参入の業者が相次いだことから採算が合わなくなりウニ製品を主に販売してきたが、商品不備による回収不能債権が発生したりしたため資金繰りが悪化すると共に、昨年12月期の年商が1億円を割り込むなど減収に拍車がかかり旭川の弁護士事務所に事後を一任するに至った。
 稚内の老舗水産加工・販売業者の破産申請に関し稚内商工会議所の小川専務理事は「稚内の厳しい経済情勢を物語ることであり非常に残念。会議所として経営者向けのセミナーなど開き足腰強い企業の育成に取り組んで行きたい」と危機感を強めていた。