感動し涙が止まらなかった。人が一生懸命何かに取り組むということは何と素晴しいことなのか。
 16日午後、文化センターで開かれた札幌交響楽団(札響)の定期演奏会でのベートーベンの交響曲第九番「合唱付き」の市民合唱団の歌声である。200人という大合唱団での歓喜の歌合唱は胸に突き刺さるほどの感動を聴衆に与えたことであろう。筆者などは合唱団の人たちが懸命に歌う様子に最初から参ってしまい、ただただ感涙だった。
 演奏が終わり指揮者の山下一史さんに招かれ合唱団の指導をした高井早苗さんがステージに立った時の、聴衆は勿論、合唱団の人たちの拍手は「これぞ歓喜の歌」のシーンであり、心から感動させて頂き至福の時を過ごさせて頂きました。
 演奏会冒頭の山下さんの話では今回の第九合唱は、演奏会を主催する稚内音楽文化協議会の故井須孝誠会長から昨年の演奏会終了後に提案されたそうで、市民の晴れ舞台を見ることなく黄泉の国に旅立った井須氏を偲び追悼曲も披露された。
 工藤市長も開演前の挨拶で述べていたが札響の定期演奏会にどれほど尽力したことか。井須さんの功績に改めて敬意を表し哀悼の意を表すものです。
 休むことなく30回続けて公演するということは並大抵の苦労でなかったでしょう。今年は稚内信金創立70周年という冠があったが、物心両面で「しんきんさん」のサポートがあったから続けてこれたことであり、改めて前理事長の井須さん、そして増田理事長、役職員の皆様には感謝するものです。