第九歓喜の歌

 札幌交響楽団の稚内定期演奏会は16日夕方、文化センターで開かれ、卓越した演奏の札響と共演した市民第九合唱団の歓喜の歌は、1000人を超える聴衆を酔わせた。
 稚内音楽文化協議会など主催の定期演奏会は昭和61年から始まり今年で30回目。この節目を記念し昨年12月に200人で結成された市民合唱団と札響による第九合唱が、17年ぶりに披露されることになり、指揮は国内外で活躍する山下一史氏が務めた。
 故井須孝誠氏への追悼曲を演奏したあと演奏会は始まり、シューベルトの「ロザムンデ」に続き市民合唱団が登場するベートーベンの交響曲第九番「合唱付き」が始まり、ソリスト4人を加え総勢200人もの市民合唱団の歌声が響き渡り、終了後、客席から「ブラボー」などと歓声が上がり暫く拍手が鳴り止まなかった。
 指導者の高井早苗さんは「本当に素晴しかった。皆さんが100%以上の力を出し、その情熱が会場に伝わったことが嬉しかった」と喜び、合唱団に参加した工藤富士子さんは「練習に参加できなかったりして途中、辞めようかと思った時もありましたが歌い終え本当に感動しました」と涙ながらに本紙の取材に答えていた。