箱根山の火山活動が活発化し気象庁は警報レベルを一段階上げ活動を注視している。折からのGWで山麓の土産品店などある温泉街は客足が伸びず焦燥感を強めている。
 死傷者が多く出た北アルプスの御嶽山のような二の舞は御免と規制をかけているのだろうが、折角のGWで温泉タマゴなど楽しみにしていた観光客には残念なことだった。
 東京から箱根に向かうには小田急電鉄のロマンスカーで行くと快適な旅ができ、筆者も東京に居る時、何度か行ったものだった。遊覧船に乗り黒タマゴを食べたような記憶があるが35年も前のことであり朧げになった記憶の中での箱根の様子には何かしら青春の1ページを想起させられ、地元の人たちには悪いのだがノスタルジーな気持ちにさせられた。
 テレビで他人事のように見ていると今度は稚内の様子が映し出され、6日午後から黄砂が降ったとのことで「自分に関係ない」くらいに思っていたところ、翌日朝起きると黒色系のマイカーが黄砂で汚くなっており、「災いの粉が降ったのだ」と改めて天災の恐さに気付かされる。
 行方不明者含め2万人もの被害者が出た東日本大震災も時の経過と共に人々の心から忘れ去られようとしている風化現象を、被害を受けた地元の人たちが語ることがある。あの未曾有な天災を忘れようにも忘れることが出来ない地元の人達の心情を思うと胸がしめつけられる。
 稚内にだって何時、大地震など天災が起こるやも知れない。箱根の光景を見ていて今更ながら思った。