市長選と市議選が19日告示され、26日の投票日前日まで選挙戦が展開される。
 市長選は、現職の工藤広氏(65)のほかに立候補する動きはなく、稚内市長選としては浜森辰雄氏が8選を成し遂げた昭和62年以来28年ぶりの無風選挙が確実視されている。
 4年前の前回選挙から定数が2人減り18人になった市議選には現職13人、新人6人の19人が立候補するようだ。
 歯止め掛からぬ人口減少、過疎化の一番の要因である経済の低迷など、どこの地方都市にもある問題を抱える稚内市にあって日ロ定期航路存続は喫緊の課題であり、少子高齢化への対策も急がれている。次代に禍根を残さぬためにもこれから4年間の稚内の針路を決める今回の選挙は重要になる。
 市長選が無投票になることもあり市議選の投票率低下が懸念されているが、有権者は稚内市民として与えられた投票という権利を確実に実行することが求められよう。

気を緩めない活動を 工藤広後援会事務所

工藤後援会事務所

 現職の工藤広氏の後援会事務所は、2期目当選を確実にするため気を緩めない活動を展開している。
 昨年9月に出馬表明し事務所開きをしてから2カ月間、相手が見えない中、風無後援会長はこれまでの活動について「地道な活動で支持者の拡大に努め、現職の安定した市政運営を認めてもらっている」とし、現職の1期4年間について「100%ではないけれども稚内の発展のため取り組んで頂いた。これからの更なる発展に向けしっかり基礎を築いた」と振り返った。
 2期目に向けては「安定した土台の上に将来展望が開ける。基礎もしっかりしており、頑張ってもらうよう後援会も全力で支える」とし、貝森幹事長も「稚内のためにしっかり頑張って頂きたい。継続して街のために働いてほしい」と期待を寄せていた。
 事務所内には各業界からの推薦状が200枚以上貼り出され、選挙戦ムードが感じられる。28年ぶりの無投票が濃厚とされることについて風無会長は「相手が見えなくても気を抜くことはない。前回選挙は僅差だったこともあり、相手がいて大勝したほうがいい」と話していた。
 告示後は、中田選対本部長を陣頭に19日午前8時半から出陣式を行い、午前9時から選対事務所前で第一声を放つ。