明後12日、道知事選の投票がある。4期目めざす現職の高橋はるみ氏(61)に対し、新人の佐藤のりゆき氏(65)が挑んでいる選挙戦は高橋氏有利に展開しているようだが、佐藤氏の巻き返しも侮れないものがあり、道都札幌の市民の票に勝利の行方が委ねられようとしている。
 国、都道府県、市町村と、行政権が一応分割されている中、高橋道政というのは自らが官僚上がりということもあるのか、道としての独自性が余り見られず、巷間批判されるように国べったりの舵取りが目立つ。他の都府県に比べるとフロンティア精神が旺盛な道民の心持をしているとは言えず、4期という多選批判はあるものの道民にしてみれば落下傘候補であり一体感が乏しいというのが正直な気持ちだろう。
 佐藤氏に関しては過去キャスターをしていたとのことだが、どうも自らの主義・主張を相手にぶつけ納得させるという迫力を感じないというのが正直な感想だ。
 原発再稼動と再生可能エネルギー、経済・観光政策など広い北海道だけに焦点がぼやけて見える嫌いはある。この状況下、道民は何を見なければならないかというと、高橋氏に関しては3期12年間の実績である。「何もしなかった」と揶揄されるような人を改めて知事に選ぶのはどうなのだろうかという素朴な疑問はある。
 片や佐藤氏は、将来の夢を語るのはトップの資質として大事―などとの発言をしているが夢だけでは生きていけるか知れぬもは飯は食べられない。
 消去法にも近い知事選。道民の審判は。