御鎮座

 天保2年に創建されたとされるノシャップ2の岬神社で5日、御鎮座180年を記念した神事と大漁祈願祭が営まれ、漁業者ら20人が操業の安全と豊漁を祈願した。
 江戸末期、宗谷に来た弁財船がノシャップ岬に差しかかった時、大シケに見舞われいかりを降ろしたところ、重さ30貫(112㌔)の大きな石に引っかかり、転覆することなく3日間の嵐を乗り切った。この石のお陰で助かったとして神社が建立され、今でも石を岬の海の守り神として祀っている。
 御鎮座180年を祝し、ノシャップ地区の氏子らにより3年がかりで改修を終え御簾など新しい装いとなった本殿で、神事と大漁祈願祭が執り行われ、玉串奉てんなどのあと、神社責任役員の安藤稚内漁協組合長が「神社によって海上安全、健康でやってこれた。これからも神社を何百年と我々の手で残していきたい」と挨拶した。