高校野球センバツ大会が終わり、北海道代表の東海大四高が決勝戦まで駒を進め敦賀気比(福井県代表)に1~3で敗れたものの、胸がすく思いがした。
 これまで北海道勢の甲子園大会は、夏で駒大苫小牧高がマー君こと田中投手(現ヤンキース)の熱投により2連覇し、あと一歩のところで3連覇を逃すという戦績を残しているが、春センバツでは52年前の北海高が決勝戦進出を果たしたのが最高でこれといった戦績を残していない。
 大澤投手の貢献が大きい決勝戦進出だったが、大澤君は天塩出身であり、何処にでも逸材がいることを改めて思い知らされた。
 宗谷総合振興局に天塩町出身の職員がおり、彼が言うには少年団の子供たちはよく練習しており全道的にも高いレベルにあるという。
 天塩高野球部の強さの一端を知った。
 野球などスポーツ以外でも地方の成績優秀な子供は高校、早い子で中学校から札幌などの学校に進学しているが、これってどうなの―との思いを個人的に持っている。
 優秀な子やスポーツ抜群の子はどのような境遇にあれ優秀で抜群なもので、地元の高校に入っても埋もれることはないだろう。
 才能だけでなく親の経済力など様々な要因で一生涯、地元に残ったからといって人間の価値に遜色はなく、かえって地元愛に執着する生き方は讃辞に値するであろう。
 ただ東京辺りと一つ違うことがある。優秀な人間が集まる都会では油断できなく神経が研ぎ澄まされるが、田舎ではその点が疎かになる。心の持ち方に違いが出てくる。