苗植月の転とも言われ卯の花月の4月が来ることによって新しい年度が始まる。元日の新年とは趣を異にし学校では新しい学年が始まり、官公庁や民間会社など大人の世界では異動の時期であり、夫々が心機一転し「頑張るか」と意気込みを新たにする。
 道や稚内市は統一地方選があることから新たなスタートとなる人事異動は1カ月ほど遅れるが、国出先機関は粛々と発令されており、小社にも着任挨拶に訪れる。
 昔、稚内への異動は大袈裟に言えば島流しされたような感があっただろうが、交通アクセスが充実すると共に、金太郎飴の如く東京や札幌にあるチェーン店もあり、そういった疎外感は消え失せようとしている。
 ところでこの時期の話題というとサクラであろう。3月初めから桜前線は北上を続け今や東京あたりまで満開となっており、ライトアップされた垂れ桜の妖艶なこと。テレビで「日本人に生まれて良かった」と50、60代かと思われる女性が言っていたが、その通りである。
 妻と話をし「今、何かしたいことあるか」と尋ねると「満開のサクラを見たい」と言う。北海道への前線到達は4月下旬であり、まして稚内には5月のGW過ぎにはなるだろう。松前(函館)は遠過ぎるのでせめて静内に連れて行ってやりたいと思うも相当頑張って運転しなければならず、体力的にはきつい遠出になりそうだ。
 いつまで2人とも元気でいれるか分からないので妻の注文には応えなければ―と思っているところだ。さて、どうなることやら。