稚内税関支署は30日、2月の稚内港貿易概況をまとめ発表した。日ロ活カニ密漁防止協定発効によりカニ運搬船が激減し輸入が大幅減少しているのに加え、輸出も統計数字上ゼロ(実質30万4000円)という惨たんたることになり、稚内港上空は暗くて厚い雲に覆われてきた。
 輸入も5047万円(昨年同月対比71・5%減)と、ほぼ活カニだけだった。輸出入合計し5077万円というのは平成2年1月以来25年ぶりの体たらくであり「もう少し様子を見なければ分からない」(杉本統括監視官)としているが、稚内港貿易は厳しい局面に立たされているといえよう。
 輸入された活カニは31㌧(昨年同月対比76・7%減)4920万円(同72・2%減)。タラバ4・5㌧(同83・8%減)1168万円(同75・3%減)、ズワイ27㌧(同2・5倍)3752万円(同2・3倍)。毛ガニは1月に続いて皆無。
 2月の外国貿易船入港は16隻。前年の57隻から72%の41隻も減少した。