春ナマコ

 高級食材として高値で取引きされるナマコの春漁が、稚内の沖合いや前浜で始まり、漁師が採取合戦を繰り広げている。
 稚内漁協のナマコ漁は16日解禁されたが、シケの日が続き4日遅れで19日に初出漁した。穏やかな天候となった中、午前6時から沖合いには桁引き船約40隻、岸から200㍍までの沿岸では磯舟数隻が漁をし、漁師たちは船から身を乗り出して海中を箱眼鏡で覗き、ナマコを網ですくっていた。
 午後1時までの漁となっている磯舟だが、漁模様が悪く早めに切り上げる漁師が多かった。午前11時半過ぎに戻ってきた恵比須地区の漁師は「水温が低いためナマコが岩の下に隠れて全然獲れなかった。春漁はもう少し気温が上がらないとダメだ」と渋い表情をしていた。
 春ナマコ漁は4月いっぱい行われる。