今月26日の告示を前に知事選立候補予定者のつば迫り合いが激しくなっている。
 キャスターをしていた佐藤のりゆき氏(65)の「道中八策」に対し、知事選史上初めて4期目を目指す高橋はるみ知事(61)が公約を発表し、佐藤氏が批判する国頼りの執行には「中央とのパイプが太いということ」などと彼女にしてはいつになく向きになり答え、更には原発の再稼働に関してもこれまでとはちょっとニュアンスを変えているように感じた。
 それだけ今回は多選批判もあり厳しい選挙になるとした現職知事の読みであり、今回は相当苦戦するのであるまいか。
 「何もしなかったのが高橋知事」と揶揄する道民もいるようだが、決してそんなことはないと信じているものの、どちらかというと国頼りの道政を執行してきたという謗(そし)りを免れなかろう。
 北海道民というのは元々フロンティア(開拓)精神旺盛な人が多く自分の力で成し遂げたと己の力を誇示する人のいる一方、国頼りの面も否定できず、その国頼りに上手く乗ったのが高橋知事であり、これまで3期12年間、更には4期と長期政権を担おうとしているわけで、道民の側に非はないわけではない。
 しかし最大の戦犯は民主党であり、稚内では市部道議選が前回に続いて2回連続し現職の吉田正人氏に対抗馬を立てれないという失体を演じてしまった。
 市長選に関してもここまでは現職の工藤広氏に対抗する人はいないようで、国政もそうだが民主党の体たらくは目を覆うばかりだ。
 現下の情勢では政権与党の自民党に付くことが安定したものといえようが、対抗する勢力が育たなければ健全な民主主義国家とはいえない。
 北海道も稚内市も波風起こらねば良いということでなく、選挙はどちらが勝つか負けるかの戦いである。
 敵前逃亡に等しい民主党には猛省を求める。