魅力ある

 稚内開建主催の歴史的建造物を活用した地域づくりセミナーが9日午後、稚内地方合同庁舎で開かれ、市内に残る歴史的建造物を利活用した魅力ある街づくりについて考えた。
 参会した建設、観光関係者ら50人余りを前に七澤開建部長が「稚内は北海道の中でも歴史的建造物が多くあり、地理的なこともあり軍事的なものもある。これを有効に使うことで魅力ある街づくりを進めることが大切」と挨拶した。
 稚内市歴史・まち研究会の富田伸司会長は研究会で旧瀬戸邸の見学会、真珠湾攻撃を命じたとされる「ニイタカヤマノボレ」の暗号電文を送信したとされる恵北の赤れんが通信所の保存、植樹活動などを紹介した上で「最北の地そして国境の街であったことから稚内には歴史がある。この地からサハリンが見えるのも魅力の一つ。市内に残る古い建造物全てを残すことは不可能ですが、この地域に重要な建物は保存、活用していくことが必要」と話した。
 続いて講演した中小企業診断士の平野陽子氏(札幌)は「歴史を偲ばせる建造物が多く、国境の街として他の街にない特徴がある稚内の資源を活かし観光ツアー、地域活性化に結びつけることが色々ある。これだけの遺産を使わないのは勿体ない」と述べた。