昔ながらの汲み取り式のトイレは現在、稚内市内に685世帯ある。昭和50年代半ばからの下水道工事によりトイレの水洗化は進み、その普及率は85%に達し費用対効果から下水道を敷設しない郊外を除くと92%もの高い普及率に至っている。因みに札幌は99・7%の普及率だそうだ。
 稚内市は市勢拡大と共に市民のトイレに対するニーズの高まりもあって昭和55年ころから下水道敷設工事を進めた結果、郊外地区を除く市街地の普及率が計画を達成したことから平成20年を最後に敷設工事を終了した。
 下水道によりトイレは水洗化され、現在はウォシュレットタイプの便座が各家庭に普及し市民生活向上の象徴の一つといえるほどになった。
 下水道敷設されていない家庭でも垂れ流しでなく水洗化され浄化槽に溜める方式が多数占めるも今だに全世帯の4%弱の家庭で昔ながらの使用をしていることから市(生活衛生課)では全地区を3グループに分け、し尿を汲み取る日程表を決め予約制で汲み取りを実施している。
 筆者の孫などは生まれた時から洋式トイレなことから、先日、とある施設での和式トイレの仕方が分からなく、洋式を探すということもあるほどで、汲み取りから和式、そして洋式へとトイレは変わり、更にお尻も奇麗にしてくれる便座もあるという時代になった。
 人間にとって食べることと排便は生きる上で欠かせぬことであり、文明の利器ともいえる代物が出てくるのは有難いことではある。
 自由にネットにつながり情報入手やゲームもできるスマホ、勝手に掃除してくれる掃除機等々、人間の暮らしはどこまで進歩するのか。
 数十年前の漫画にあった頭のでっかい宇宙人は実は未来の地球人ではないの―とする文明の変化に付いて行けないほど進歩する様子に戸惑う人はいるだろう。
 トイレの変遷からちょっと思うところを書かせてもらいました。