早いもので今年も6分の1が過ぎてしまった。
 お正月からの2カ月は冬の真っ只中ということもあり雪の量や気温など気象面のことが他の季節よりは気になるものだが、今冬は穏やか過ぎるほどであったためか安易な過ごし方をしているやも知れない。
 3月は卒業式シーズンであり昨日は稚高と大谷高で式があり、生徒たちは人生の次のステップに向かい勇躍壮途に就いたことでしょう。進学するにしても就職するにしてもこれからが勝負であり、この先数年の生き方が諸君の人生を決めると言っても過言でないので、しっかりと前を見据え歩んでいってほしい。
 順風満帆の一方、失敗の連続で人生に社会に嫌気が差すこともあるだろう。順風の時は短く逆風の時が人生には多い。様々な逆境に立ち向かうための勉強の時期と捉えたほうが良さそうだ。
 アリとキリギリスの寓話のように若いうちは懸命に精励するのもいいが、遊びも大事な要素であり、スマホに向かうだけでなく色々な人、嫌いな人にも接し自己を磨いて頂きたい。
 車を運転する人は分かっているだろうが、ハンドルには遊びがありギリギリの構造にはなっていない。車の同じように人間にも遊びの精神が大切であり、その遊びによって例えば対人関係にも余裕が生まれる。
 大過なくすごしたいだろうが世の中そんな甘いものでなく、そう願うほど大きな過ちなどしてしまう。障害があって当たり前というポジティブ(前向き)な心構えで一つ々々丁寧に片付けていくのが肝要であろう。
 そうこうするうちに20代は過ぎ、30、40代もあっという間に過ぎ年老いてしまう。奏の始皇帝ではないが、不老長寿の薬でもあれば―と思うものの、そんなものありはしない。一生、研鑽していかなければならない。
 どう生きたって一生は一生であり、その人にとって1回切りである。納得する生き方をすればいいが、それが難しい。