道東などに比べると今回の白魔はさほどではなかったものの、湿った雪を除く作業は今冬一番の苦役になった。
 2月中は稚内にしては嘘のような好天続きで、このまま春に―との淡い期待もあったが甘くはなかったようです。こんなものでしょう。
 ところで今週は何故か知らねど夜中の2、3時になると必ず目を覚ます中途覚醒がほぼ毎日あり、布団の中で1~2時間ほど悶々と過ごし朝方再び眠るということの繰り返しだった。このため自ずと起床時間が遅くなり、いつもなら1時間ほどかけ読む新聞朝刊も斜め読みしてしまい、記事からの考察ということからは中途半端な週であった。
 その中で目を引くというよりは目を覆ったのは川崎市で起きた中学1年生の殺人事件であり、防犯カメラなどから犯人は複数の少年のようだということなので「この国はどうなってしまうのか」と案じている。
 いくら頭に来ても人を危めるということはあってはならないことであり、ましてや年端が行かぬ子供たちが人に危害を加え殺人まで至ってしまうというのは異常なことであり何か言い知れぬ感情に襲われてしまう。
 前途洋々な少年を、同じく前途洋々な少年が殺してしまうなんてあってはならないことであり、もう少し人生経験を重ねれば別な解決法があったろうと犯人の少年たちには言いたい。
 筆者もこれまでには辛酸をなめることもあり人を憎んだこともあったが人を殺すという感情が表に出たことは自我に目覚めた40数年1回もないというより露ほど思ったことがなかった。
 人を殺すというのは相手ばかりでなく自分の人生を駄目にしてしまうということであり、あってはならないことだ。
 島根県の隠岐諸島から川崎という大都会に引っ越してきた少年は何もかもが刺激的な都会に馴染めず尊い命を奪われてしまった。子供たちの心は大人には思いもつかないような闇があるようだ。