稚内税関支署は、1月の稚内港貿易概況を発表した。輸出入合計し1億円を辛うじて超えるという惨たんたる状況だったのは矢張り密漁防止協定に伴う活カニ輸入の大幅減だ。
 それによると輸出は冷凍スケソ、ニシンの213万円、輸入は活カニ8746万円、活ウニ1386万円の合計1億345万円。前年実績に比べ輸出は5カ月連続し減少。輸入は6カ月ぶりに減少した。
 活カニは48㌧(前年同月対比88・5%減)まで減った。この2年間、最低でも100㌧以上はあり、日本とロシアとのカニ密漁防止協定発効が大きく影響した。
 金額も8746万円(同83・3%減)と、この2年間で矢張り最低でも1億8000万円ほどあったのを1億円も下回っており、毛ガニは全く輸入がなかった。
 タラバ5・4㌧(同96・6%減)642万円(同98%減)、ズワイ43㌧(同72・2%減)8103万円(同9・6%減)だった。
 昨年12月は323㌧、5億9600万円。
 活ウニは18㌧(同2倍)1386万円(同2・3倍)。
 外国貿易船の入港は15隻。昨年同月からは58隻も減少している。
 杉本統括監視官は「もうちょっと長いスパン(期間)で見る必要があるが」と言いながら今後の稚内港の貿易の行方、活カニ輸入について大きな懸念を抱いているようだった。