飯館

 高レベル放射性廃棄物施設誘致反対稚内市民の会主催の3・11東日本大震災4周年講演会は21日午後、文化センターで開かれた。
 東日本大震災と原発事故を風化させじと開いたもので、福島県飯舘村前田地区区長など務める長谷川健一氏が「原発にふるさとを奪われて~福島県飯舘村・酪農家の叫び~」と題して講演した。
 東日本大震災後、高数値の放射線量が検出されているにも拘らず、飯舘村には行政などから迅速な対応がなく、避難が遅れ大量の人々が被曝したという。農家を営んでいた長谷川さんにも避難指示が出るものの牛だけは処分しなければならないとして苦渋の決断で牛を処分することになった。多くの農家は廃業に追い込まれ、長谷川さんの友人も「原発さえなければ」と遺書を残し自らの命を絶ったことなどが話され会場には涙する人もいた。
 また、行政が行っている除染作業も表面上だけのものであり、未だ放射線量の低下には至っていない―などとの事実が語られた。
 市民80人が聴講した。