稚内信金は、昨年10~12月の実績と今年1~3月の見通しを景況レポートとしてまとめた。
 稚内市、宗谷管内、天塩、遠別、雄武の主たる営業地域にある141社(回答率98・6%)に対し昨年12月1~5日まで聞き取りした感触調査を、上昇したとする構成比と下落したとする企業の構成比の差をDI(指数)を中心に分析した。
 10~12月期実績は、サービス業だけ前年同期実績から3・4ポイント改善しプラス3・4だったが、ほかの製造業、卸売業、小売業、建設業は売上額、収益とも悪化した。
 全体の売上額は前年同期から27・4ポイント下落しマイナス12・9、収益は10・8ポイント下落のマイナス17・0。
 1~3月期の先行き予測も良くなく、受注額マイナス56・8、売上額マイナス36・6と、共に減少見込みであり、業種別では小売業は5・8と増加予測だが、建設業マイナス52・4、製造業マイナス59・5、サービス業マイナス62・1、卸売業マイナス81・1。
 昨年10~12月期の経営上の問題点として①売上(受注)の停滞(減少)22%②人手不足13・8%(主に建設業、製造業)③競争激化12・5%(主に卸売業、小売業)④仕入れ商品・原材料の値上り11・1%(主に製造業サービス業)⑤経費の増大8・4%(主にサービス業、建設業)。
 今年の経営見通しを聞く特別調査も41社(製造業18、卸売業7、小売業5、サービス業4、建設業5、不動産業2)を対象に行った。有効回答は40社。
 ▽日本経済は、やや良い1割、普通が3割に止まり、昨年調査で3割まで減少していた「やや悪い」「悪い」「非常に悪い」の悲観的回答が今回は過半数を占めた▽自社の業績は、普通が5割弱、やや悪い3割など▽前年に比べた売上額は、45%が変化なし、10%未満の増加20%強など▽消費税については、現行の8%では余り影響を受けなかったが5割弱、10%に上がった場合は6割が影響を受けると回答した。