東日本大震災被災地の現状を知ってもらおう―と岩手県大船渡市の職員による災害復興報告会が13日、市正庁で市民や市職員ら100人余りが参会し開かれた。
 稚内市は昨年4月から被災地復興支援で大船渡市に職員の西門敏幸さんを派遣しているが今回、西門さんが再び帰省するのに合わせて一緒に復興支援に当たった大船渡市職員の中で稚内に足を運んでみたい―と、6人が来市し報告会を開いた。
 西門さんは当初1年だった派遣期間を来年まで延長したとし「大船渡市の復興についてはまだまだとはいえ、順調に進んでいる。28年度の岩手国体開催に向け復興作業を進めています」と挨拶。続いて大船渡市災害復興局土地利用課の佐藤淳計画係長(40)が自分が被災した体験談を話す中、「被災時は自分の身は自分で守ることが大事で、家に帰ったり家族など探したことで亡くなった人も沢山います。生きていれば後で必ず会えるので先ずは自分が逃げることを優先することが大事だと痛感した」とし、災害の備えとして、災害が起きた時にどこに逃げるか常日頃確認しておくことが大事―と述べた。
 最後に「これまで沢山の応援があったが、そのお礼をする機会がなかった。こういう場を通して皆さんにお礼を言いたい」と話していた。