稚内信金の格付が今回も「A」(シングル・エー・フラット)を維持した。平成17年の新規取得から10年連続しての同格付け。
 国内最大手の金融庁指定格付機関である㈱日本格付研究所(JCR)から長期発行体格付の見通しが安定的と認定されたもので、「A」は21段階中、上から6番目の高水準格付けとなる。
 稚内信金は資金量約4000億円の信用金庫で、地元経済の伸び悩みや人口動態の変化により中長期的な影響が懸念されるが、札幌地区での預貸金増強など対応が図られており、業務純益は前年から15%減益されるも経費抑制も相俟って大幅な収益悪化は避けられる見通しにあるとしている。
 更には債権残高の積み増しには慎重なスタンスで臨んでおり、住宅ローンや中小企業向け貸出の下支えにより「今後も落ち着いた推移が見込まれ、持続的な内部留保蓄積の寄与も大きく資本水準は高い」としている。